SakSak#10 うらあやか
SakSak#10 うらあやか
おどる墓石 その2 /(ちぎれたみみず)(筒のような身体)|パフォーマンス、ディスカッション
「二つに切られてもいずれの部分も動いているみみずの、仏性はどこにあるのか?」この禅問答は気になるが、それはそれとして・・。死んだ身体を自身の身体に仮設して、そこへ言葉をあてる日にしようと思います。
「おどる墓石」は 、思弁的に自分の生に触る時間を作る連作です。その1では他人の身体を着るレッスンをやりました。その2では身体を分解することについて粘土を使ってアプローチします。
身体のちぎれた部分が動く時、魂は分裂しているかもしれない。つつ、トン ネル、管、何かが通ったりする器官の集合が感情を持っていることについて。
日程:2019年3月9日(土)
開場:19:00 開演:19:30
料金:1,800円(ワンドリンク付き)
会場:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)
https://goo.gl/maps/Q7Aat7nBarE2
企画:野本 直輝
アクセス:京浜急行「井土ヶ谷」駅の改札出て正面の信号わたりすぐを左折、一つ目の交差点を右折、二つ目の角を左折、三井のリパーク後ろ、blanClass看板がある細い段々を上がって右の建物2階
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うらあやか Ayaka URA
1992年神奈川県生まれ、武蔵野美術大学油絵学科卒業。 相反する物事(例えば集団と個人、演者と観客、過去と現在等)を反転若しくは攪拌する装置としての作品を目指す。
blanClass+column
3月9日(土) ★★シリーズ SakSak#10 うらあやか[おどる墓石 その2 /(ちぎれたみみず)(筒のような身体)]
https://blanclass.hatenablog.com/entry/2019/03/04/023316
今週の土曜日はSakSakの#10、ゲストはアーティストのうらあやかさんです。
うらさんは、blanClassが引込線に出張したときに、僕がゲスト出演をお願いしてイベントをやってもらっていて、そのときがblanClassでの初出演。
そして今回、SakSakへの初出演です。
うらさんの作品には、観客が巻き込まれたり、出演者と鑑賞者が入れ替わったり、ごっちゃになったりするような仕掛けが必ずあって、単純に何かを見たり聞いたりするだけでは終わらせてくれない、というか始まらない、ちょっとした共犯っぽさがある。
今回のイベントは「おどる墓石」シリーズその2。
その1では、うらさんが指示出し役となって、鑑賞者の中で2人1組のバディを作って、相手の身体の特徴や動作の癖を観察し、自分の身体で再現する、ということをした。このときは、見た目だけで相手の身体のことを想像しないといけなくて、しかもそれを自分の身体で再現するという、そもそも入れ替え不可能な自分と他人の身体に対するアプローチとしての、あきらめにも似た「超観察」を迫られる、そんな体験だった。
その2では、何やら粘土を使って、また少し別のところにアプローチする実験を準備しているそう。
タイトルの続きにある、(ちぎれたみみず)と(筒のような身体)は今回のイベントのイメージでもあるらしく、放送室ではその辺のことをいろいろと話してくれた。たとえばいくつか出てきたものをあげると、「物体と魂」「部分と全体」「死と生」みたいなこととか。
うらさんがいろんな人を引き込みながら、いろんなものをひも付けながら試行する過程で、あっちゃこっちゃしている様子がそっくりそのまま作品になっていくところが面白いのだけれど、今回当日は何がどの様になるのか、始まるまで全くわかりません。
とはいえやっぱりそこに集まる誰かがいないと始まらないので、少しでもご興味のある方はぜひ足をお運びくださいませ。
ゆるーく共犯始めましょう。
のもとなおき
2019/2/22/うらあやか/blanClass放送室
無題(葬式の後に赤ちゃんの話をしたら少し大丈夫になったから)/2017/参加型パフォーマンス
蜂と関わろうとする身振り(適正な関係は壊されてしまった..)/ 2018/連続写真(タイプCプリント
おどる墓石/2018/参加型パフォーマンス
ポートレート
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