SakSak #7 渡辺 志桜里
SakSak #7 渡辺 志桜里
mass |実験/ワークショップ
監視のシステムや隔離された集団が引き起こす状況そして倫理についてそしてそれにまつわる犯罪や権力、欲望、監視について。そのともすればすぐに逆転してしまう二つの関係の境界線について。連綿と続くかのように感じられる歴史、時間、出来事の数々。そうしたものを元に今回ワークショップを行いたいと思います。
日程:2018年11月17日(土)
開場:18:30 開演:19:00
入場料:1.600円(ワンドリンク付)
場所:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)
https://goo.gl/maps/Q7Aat7nBarE2
企画:野本 直輝
渡辺 志桜里 Shiori WATANABE
1984年東京生まれ。2017年東京芸術大学大学院修了。2016年茨城県北芸術祭出品、
個展として、2017年「sleeping pool」、2018年「sweet doughnut」「東京の桜」など。主な受賞歴に2015年「東洋文庫賞」、「東京都知事賞」2016年「AACアートコンペ最優秀賞」受賞。
HP:https://www.shiori-watanabe-artworks.com
blanClass+column
11月17日 シリーズSakSak #7 渡辺 志桜里[mass]
http://d.hatena.ne.jp/blanClass/20181111/1541943770
今週の土曜日11月17日はSakSak#7。
ゲストは渡辺 志桜里さんです!
渡辺さんとは、今年の夏に友人の紹介で初めて出会ったのだけれど、話をしていたらどうやら過去に彼女の作品は見たことがあったみたいで、昨年、芸大の卒展で見た、というか体験した作品がとても面白かったのを覚えていました。
その作品は、人が一人分通れるくらいのアクリル板でできた通路のような入れ物の中に、テニスボールくらいの大きさのボールが大量に入っていて、その中を人が通過するというもの。
ボール同士の隙間から手を入れようとしても見た目以上にぎゅうぎゅうしていて、かなり頑張らないと前に進めない。外で見ていたら途中で諦めて入口から出てくる人も。中に入った人が動くたびにボールでできた塊がグワグワ動いて入口と出口からボールがこぼれ落ちて、巨大な生き物が呼吸してるようにも見えた。でも出口から出てくるのは人間で、とても奇妙な光景でした。
今回は、人が何人か入れるくらいの筒状の構造物を作って、来た人にはその中に入ってもらったり、それを外から眺めたり、中で何かをしてもらうそう。具体的にはまだあまり決まっていません。
先日撮影したblanClass放送室では、作品を見る人が、逆に見られる対象に変わったり、外側から中を見ていることと中から外を見ていること、その両方を常に行き来するような状態についての関心などを話してくれました。
渡辺さんが作るのは独立した作品というよりあくまでも装置として、何かしら人が関わることで機能する遊具という方がイメージに近いかも。
1日限定の、移動式の遊具のようなものがblanClassに設置される予定で、インスタレーションとしても見ごたえのあるものになりそうです。そこでどうやって何を遊ぶか、とりあえず出たり入ったり眺めたりしながらゼロから考えてみましょう。
野本直輝
blanClass放送室
404 Not-found/2016/インスタレーション
眠り男/2016/インスタレーション
sleeping pool/2017/パフォーマンス.参加型インスタレーション
sweet doughnut/2018/立体
lost wax/2018/立体
sweet spot/2018/インスタレーション
ポートレート
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