SakSak #8 村田 紗樹

SakSak #8 村田 紗樹

名で触る ワークショップ


実家の私の部屋の扉は引き戸なのですが、夜寝ているとその引き戸の方からプクプクプク…と聞こえてくることがよくあり、私はそれを「ミゾノクチ」と呼んでいました。名前のついてないところに名付けてみたりしながら、名について考えてみたいと思っています。


日程:2018年12月15日(土)

開場:18:30 開演:19:00

入場料:1.600円(ワンドリンク付)

場所:blanClass(横浜市南区南太田4-12-16)

https://goo.gl/maps/Q7Aat7nBarE2

企画:野本 直輝


村田 紗樹 Saki MURATA

1989年神奈川県生まれ。「whisper-amplifier」各地/2014~、「引込線2017」旧所沢市立第2学校給食センター, 埼玉/2017、始末をかく「始末をかく」北千住BUoY, 東京/2018、など。


blanClass+column

12月15日 ★★シリーズ SakSak#8 村田 紗樹 [名で触る] 

http://d.hatena.ne.jp/blanClass/20181210/1544413586


今週の土曜日、12月15日はSakSak#8

ゲストは村田 紗樹さんです!

村田さんは、blanClass での土曜日のイベント、岸井大輔さんの「始末をかく」への参加、ステューデントイベント、前回の引込線への参加などなど、僕的にはブランクラス経由で様々なところで関わってきた人。

彼女の作品には、音声を扱ったインスタレーションや体験型の作品が多くあり、鑑賞する人物と作品との距離感がよく分からなくなってくるような仕掛けがあって、見たり聞いたりしているうちに、いつの間にか妙な緊張感の中に引き込まれてしまう感じがあって面白い。

今回のイベントでは「名前のついていないところに名付けてみたりしながら、 名について考えてみたい」ということで、例えばそれは、得体の知れない何かに対して、ひとまず距離をはかるための方法を考えてみる、みたいなことなのでしょうか。

ほとんどの物や事には、既に正しい名前や呼び方が付いているような気にもなるけれど、全部が全部、そうとも言い切れないはず。誰かと会話をするときだって、知らず知らずに使っている方言や誰が決めたのか分からない正式名称と、間違った敬語とスラングと、そういうのをごちゃ混ぜにして、組み立て直しながらじゃないと、なかなか会話にならないから。

そういえば、前に住んでいたアパートによく遊びに来ていたノラ猫に、「あいつ」っていう名前をつけていたけれど、もう会わなくなった今の方が「あいつ」っていう名前がしっくりくる距離だなぁということを思い出しました。

こういうイベント自体もきっと、ノラのような得体の知れない何かでしかないのだろうけれど、ひとまず集まった皆さんがそれぞれに、この野良イベントを触ってみることなら出来るはず。

ぜひ会場に足を運んで、触って、その正体に名を付けることができるかを、試してみるのもいいかも知れない。

野本直輝


blanClass放送室


毎日/2018/音声インスタレーション・パフォーマンス


ステート/2017/音声インスタレーション・パフォーマンス


名で触る/2018


ポートレート

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